「在日」論の嘘━贖罪の呪縛を解く を読んで
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この問題に關【関】しては鄭大均の「在日・強制連行の神話」などを讀【読】んでゐるから、知らないことだらけと云ふことはなかつたが、在日の特權【権】意識の因由や歸國【帰国】事業日本政府責任論に就いて、私が抱いてゐた疑問への答へが示されてゐたことは、大變【変】有意義であつた。姜尚中・朴一・辛淑玉・井筒和幸・大沼保昭・朝日新聞のしてゐるやうな、ミスリードや欺瞞、情報操作を日の目に晒し、容赦なく告發【発】する作者の姿勢は痛快であり、好感が持てる。
論理が破綻してゐても教授
「在日コリアン」の定義をせず、そのうえで有名人は「在日コリアン」としながらも、犯罪者の出自は隠蔽し、「排除」されたと強調して権利獲得は声高に主張しても、生活保護という既得権益の存在は隠蔽し、カミングアウトにおける「自らの意志」を強調しながらも、その意志を無視して日本国籍取得後も少数派として可視化せよ━この一連の主張は矛盾だらけであり、まさに「ご都合主義」という表現そのものといえよう。
そして朴の論理は、表向きは違えど、姜尚中の論理構成と同様であることも明らかとなった。彼らの論理は完全に破綻しているが、これを「ご都合主義」という彼らなりの論理で読み解くと、別の意味で一貫しているところが興味深い。(56から57頁)
率直に言つて不可解なのは、このやうに論理破綻してゐる人たちが、何故東大教授や大阪市立大教授と云ふ、所謂(いはゆる)學問の權【権】威と云ふ立場に成れたのか、ゐられるのかと云ふことである。破綻した論文や本を發【発】表しても安寧としてゐられるのなら、學問の權【権】威には學問以外の成分が多分に入つてゐる(成分分析 on webだと、51%の乙女心・36%のアルコール・6%の氣の迷ひ・4%の言葉・3%の心の壁で出來てゐるさうだが)と云ふことなのだらうし、彼らが在日だからと云ふ理由も結構あるのかもしれない。
第四章で印象的な突つ込み
「パッチギ!」は、在日朝鮮人の意図的な「異質化」と、それと北朝鮮との関係の隠蔽が、意図的に行われ、「異質化」の正当性を、予備知識のない観客を大いにミスリードしながら訴える映画だといっていいだろう。
「河を乗り越える」ことに意義を見出しているが、そもそもの「河」の設定そのものが捏造であるのだ。
その意図は、「帰国事業」や「拉致」を始め数え切れない人々の命を奪い、塗炭の苦しみを与えている北朝鮮体制の本質の隠蔽であり、そこに関与した人々の免責であり、また、井筒のような「社会派」を自称する人間が「日本人に虐げられた在日」を描き出す映画を作ることで事実上の北寄りの発言権を獲得する目的もあるのかもしれない。(111頁)
「事實【実】上の北寄りの發言權【発言権】を獲得する」メリットつて何だらう。北が崩潰【崩壊】したら、「俺は騙されてゐた!」と逆の内容の映畫【画】を作つたりして。
信條【条】云々を拔きにしても、井筒和幸の相手を見下してゐるやうな決めつけた言ひ方が前から好きではなかつた。それはサヨク系の人に共通してゐるけど。
自衞隊に協力してもらつた「海猿」を「アホか!」「ろくなもんない」(井筒和幸「虎の門 井筒和幸のこちトラ自腹じゃ!101本斬り」前に讀【読】んだことあるなこれ…)と斬つてゐるが、自分は朝鮮總聯【総連】に協力してもらつて「パッチギ!」を作つたのである。日本や日本人を守つてゐる自衞隊協賛映畫【画】と、日本人を拉致したり日本の機密を朝鮮に送つてゐるらしい朝鮮總聯協賛映畫【朝鮮総連協賛映画】、どちらがまともか選べと言はれたらなあ…。自分の金と時間を使ふんだつたら、斷【断】然「海猿」を見るですよ。
歸國【帰国】事業日本政府責任論の僞り
たしかに、ひとつの歴史的事実として、当時の日本政府が、在日朝鮮人の帰国という手段で、生活保護などの受給率が日本人と比較してきわめて高かった在日朝鮮人の数を減らしたいという意図は有していたかもしれない。
だが、井上・元日赤外事部長に当時の日本政府の「意図」が確認されたからといって、なぜ北朝鮮政府と日本政府に同レベルの責任があるといえるのだろうか?
そもそも帰国事業は日本政府の意図に関係なく、北朝鮮政府が受け入れを開始したからこそ始まったものである。
そして、そもそもの根本的な問題は、帰国者が北朝鮮で「地上の楽園」どころか、「地上の地獄」のような境遇に置かれたことに他ならないのではないか。万が一、北朝鮮が本当に「地上の楽園」であったのなら、日本政府がこうした「意図」をもっていたところで、何の問題もないのではないか。(120頁)
日本政府の意図は非人道的と責められる類ひのものだらうか?生活保護は「國民」に與【与】へられた權【権】利であるが(第二十五條1『すべて國民は、健康で文化的な最低限度の生活を營む權利を有する』)、その対象はあくまで「國民」であり、「外國人」には與【与】へられないのが本來の原則。本來は彼らの本國である韓國・北朝鮮がさうすべきであり、その責任があるのだ。立法國家である自身の原則に背いてまで「外國人」にもその權利を與【与】へてゐる點【点】において、日本は實【実】に日本人差別の國だと言へる。
「在日」への生活保護の適用は、生活保護法という法律ではなく、厚生省社会局長による通達によって実現した。(略)「在日」への生活保護は「行政措置」なのである。
生活保護法では、日本国民しか保護の対象にできない。そこで法律の執行機関にすぎない行政府が、立法府である国会が制定した法律によらずに「行政措置」で勝手に莫大な予算を「在日」に配分したのだ。(178から179頁)
「北朝鮮人權法案」人權【権】と云ふ言葉は甘いが體【体】には惡い
WC日本・オーストラリア戰の日に可決されてしまつた北朝鮮人權法案だが、何故他國民しかも反日教育をされてゐる北朝鮮の人間を保護しなければならないのか。日本がそんな人助けを出來るほど問題のない國だとは思へないし、中國人や韓國人の犯罪率の高さを思へば治安が惡化するのではないかと云ふ恐れもある。
つねづね南北兩斷【断】は日本の所爲だと言つてゐるやうだし、ここは韓國が引き受けるべきだらう。何しろ言葉が同じなのだから、日本より暮らしやすいだらう。風向きが變【変】はつたら、「内政干渉だ」とか「日本に面子を潰された。謝罪と賠償を」とか「これは韓國の同胞である北朝鮮を潰すための策略だ」とか言つて來さうだし。これらに就いての諸問題點【点】は、「ジャーナリスト宣言 @Wiki-北朝鮮人権法案 概要」に詳しい。
この法案を成立させたい派の議員(長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』)のブログを讀【読】んだが、反對【対】意見を言ふ者を「『日本人以外は信じない、相手にしない』と云つた狹量な日本人にだけはなりたくない」と決めつけた態度には唖然とした。少しでもコメントを讀【読】んでからさう書けばいいのに。讀【読】んでない、讀【読】む氣ないのがバレバレ。理性的なコメントはかなりあるのにも關はらずかう云ふ感想を持つたのならば、どう云ふ理解の仕方をしてゐるのだらう。民主黨【党】は調べていくと(朝鮮人)民(第一)主(義)黨【党】みたいで、、選舉【挙】の時には必ず入れてゐた私も正直うんざりしてきたところにこれだから、もう民主黨【党】には入れるまいと思つた。
在日の特權【権】意識
第6章では鄭香均の東京都保健師管理職裁判を取り上げてゐる。
「特別永住者」は何が「特別か」
ところで、これほどまでに肥大化した特別・特権意識の基礎となっている「特別永住者」とは、そもそも何か。
「特別永住者」は、「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」(入管特例法)によって創設されたものである。
(略)
「特別永住者」とは、たとえば、退去強制事由の限定など、あくまでも「入管特例法」により担保された範囲内で「特別」であって、それ以上でも以下でもないのである。
(略)
単に入管法上、ある程度の特権的な地位が与えられているのみであり、その他の諸法律・制度においては、一般外国人と何ら変わらない、というのである。
このため、「特別永住者は世界でも希有な存在」などという考え方そのものが、単なる「ファンタジーの世界の思い込み」に過ぎないことは明白である。どうやら、すべての面において「特別」であると一方的に勘違いしているようだ。(149から151頁)
成程ね。そして、著者は特權【権】意識の起原は占領下の序列にあると見てゐる。占領下では負けた日本人は最下層に位置してゐた。本來なら朝鮮人も同じ列に位置する筈なのだが、外國人だつたので日本人よりも上であつた。彼らは日本が負けるや否や豹變【変】し、日本で列車やバスなどの無賃ないし不法乘車・集團竊盜【集団窃盗】・詐欺・掠奪・毆【殴】打暴行・占據【拒】監禁・人民裁判など散々無法行爲を働いたと云ふ(1945年8月から12月までの4箇月で、確認出來ただけで136件とのこと)。在日一世の聞き取り調査でも、この種の暴力行爲は複數【数】確認されてゐるやうだ。
子供の頃、何かの拍子に祖母が「朝鮮人は本當【当】に信用出來ない」と言つたことがある。その吐き捨てるやうな口調が印象的だつた。當【当】時は自虐史觀【観】眞つ盛りだつたので、「差別(・A・)發【発】言」とスルーしてしまつたが、今にして思へば同時代に生きた人ならではの實【実】感の籠つた言葉だつたんだらうな。
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