彰義隊のこと「陽だまりの樹」

陽だまりの樹 (1)

講談社
手塚 治虫
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正確にいうと、読んだのは小学館の「陽だまりの樹」ですが…。
実に面白かった。以前なかったので前半だけ読んだときは、ここまで面白いとは思わなかった。しかし、幕末史についてある程度勉強したせいか、「ここでこの人物が関わってくるとは!」などわくわくしながら読むことができた。蘭学の歴史についても多少調べていたところだったので、手塚家が結構深く関わっていたことに驚く。

それにしても万二郎は、本人自身は興味がないのにも関わらず、よくよく勢力争いや陰謀にぶち当たる男である。この人物はモデルがあるというから、実在の人物ではないだろうが、歴史上の人物のなかにいても違和感がない。よく練られている。このようなものを目指したいものである。

しかし、万二郎を慕う不思議な平助じいさんはわりと好きなキャラクターではあるが、幕末でかつ新選組にかかわる平助といえば藤堂平助を思い浮かべる私としては、新選組に入るときに「桂木平助」と名乗ってくれてホッとした。

話の最後の、作者と手塚良仙三代目との関係を語った一文が印象深い。どうということもない一文なのだが、最後まで読み終わって見ると何とも…な。こうやって歴史は積み重なっていっているし、途切れることなく継続していると実感させられるわけよ。

記入時刻
2005年09月08日23時34分59秒
カテゴリー
◎新選組・幕末
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